雪道

やけに寒いと思ったら

どうやら雪が積もったようで

気づいたのは暫くあとのことだった

 

既に溶けている雪は何度も踏まれて黒く濁っていた

頼りない雪山が淀んだ層をなしてじっと身を潜めている

 

徐々に冷えが染み込む靴底が

僅かな白い塊を狙って踏みしめる

踏みしめる度にちゃぷちゃぷと泣いていた

 

明日には殆ど無くなっているだろう。

 

吐く息は何よりも白かった。

 

 

About the author: RiRi

RiRi
ある時は会社員、ある時はクリエイター。 自身の表現のあり方について追求していきます。