どうやら明日は雨のようです。
わたしは 元々顔が無かったのですが
それではつまらなかったのでしょう、
無理やりニコニコ顔にされました。
強く書いたせいでマジックが滲んで
笑っているのか、悲しいのかわからない顔になりました。
余計なことをしてくれたお陰で
不気味になったわたしは無かったことにしたようです。
新しいものを用意して、
今度は完璧な微笑みを書き込んだら
満足気にその頭を吊るしてました。
わたしも、吊るされたあの方も、
明日 雨が降ればいい、と心から願いました。