波打ち際

沈む脚に当たる貝が身を散らす

されるがままに己を削り、砕かれた跡は行方を知らない

 

どこからともなくゴミが集まり

彼らは遠巻きに見つめているだけ

 

脚は尚も蝕まれて

不完全に重みを増しながら

冷たく深みへと誘われる

 

ワタシはただただそれを見つめるばかりで

オレンジ色の空に背を向けながら

伸びた陰に手を引かれてようやく脚を持ち上げた

波打ち際

 

 

About the author: RiRi

RiRi
ある時は会社員、ある時はクリエイター。 自身の表現のあり方について追求していきます。