匿名の顔

骸骨が頭に皮を被る
スカスカの皮膚の隙間から腐った骨が垣間見え
ポロポロこぼれる破片が足元に降り積もる

話す度に軋む音が耳障りで
サイズの合わない皮が顔からずれ落ちた

落ちた途端にパタリと喋らなくなり
身体を軋ませながら去っていった

その皮をまた別の骸骨が拾って
不快な音を発しながら愉快に笑っていた

About the author: RiRi

RiRi
ある時は会社員、ある時はクリエイター。 自身の表現のあり方について追求していきます。